「片づけ」で自信がついていく!(2)

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Vol.9_2018.03.30
親・子の片づけ教育研究所 メールマガジンより


子どもが片付けてくれない、片付けないを「できる!」に変える専門家
一般社団法人 親・子の片づけ教育研究所の代表理事 澁川真希です。

子どもの自己肯定感を高めるためにできる事のひとつとして、
“何かしら達成感を感じられる経験を積み重ねること”があります。

づけは単なるづけにあらず
子どもの自己肯定感を高めるツールに使うこともできるのです!

と、先週のメルマガでお伝えしました。

ファミの講座でもお伝えしているように親が
子どもの持っている力を伸ばすためにできる事は
力を伸ばせるような環境を作ること。

成長に見合ったタイミングで、子どもが興味を持ったタイミングで、
子どもがやれるように支援する、その環境を作ることができるかが
重要になってくると思います。

子どもを「できない人」と見ない。
できないという「問題」があるだけ。

本当は出来るけれど、づけられない、
ひとりではできない何か「問題」がある。

その問題を解決するのは本人ですが
問題を解決できるように支援するのは親の役割です。

親は子どもがづけないからと
いつまでも変わりにづけてあげることを続けていては
子どもは成長する機会を無くしてしまいます。

出来なかったことが、出来るようになった時に
子どもが「自分で問題を解決できた!」と思えることが
自信につながり、自己肯定感も高まるのではないのでしょうか?

づけにおける親の本当の役割のひとつ
づけ仕組みを「つくる」”こと、とお伝えしています。

その時に関わり方のベースになるのが
子どもが問題を解決できるように支援することです。

・ひとりでづけができない

・使っているものと、使っていないものを分けられない

・朝の身支度がひとりででできない

・学校の校外学習(泊り)の準備も後付けもできない

・身の回りの環境を整えることができない

このようなことが出来ないという問題があるなら
どうしたらできるようになるのか子どもと考える。
子どもから答えを引き出すような関わり方が出来たらよいですね。

例えば、朝の身支度が出来ないのであれば

まずは、行動を観察してみること
そして何に困っているのか聴くこと

(意外と何が入っているかわからないから選べない、
探せないと、言うことも多いようですよ。)

何が問題かがわかったら
問題を解決するためにできる事を一緒に考える
(小学生なら一人で考えてもらうのもあり)
※親は先回りして解決策を渡さない

(何が入っているかわからないなら、一緒に何が入っているか
全部出して、確認するもよし、ラベルを貼るのもよし
コーディネートに悩むならパターンを決めるのもよし)

ゼロから考えるのが難しい場合は
「〇〇と〇〇だったら、どっちなら出来そう?」と選んでもらう。

その方法を試してみる
上手くいかない場合は再度、別の方法でチャレンジしてみる。

こうして、づけをツールにして関わることで
子どもが問題解決能力も身につけられるとしたら
こんないいことはないのではないでしょうか。

「自分で問題を解決できた」その経験の積み重ねが
子どもの自信がついていくことにつながるはずです。

自信を持たせるためには支援してくれる親の存在と
乗り越えた経験、成功体験が何より必要なのかも知れません。

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