自ら行動できる子にする?しない?声掛け

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Vol.24_2018.07.13
親・子のづけ教育研究所 メールマガジンより


子どもが片付けてくれない、片付けないを「できる!」に変える専門家
一般社団法人 親・子の片づけ教育研究所の代表理事 澁川真希です。

子どもとの関わりの中で、親はついつい先回りして
声をかけることが多くなりがちですよね。

大人は経験上、先を見通し予測を立てることが出来るので
出かける時間から逆算して行動を開始します。

子どもの場合、今に集中しているので
あまり先のことは考えていないようです。

むしろあまり小さい子どものうちから
先のことを予測し計画していたら怖いです…(苦笑)

成長とともに時間の感覚も身につき先のことを考え見通せる
「時間」が長くなっていくのではないでしょうか。

我が家の高校生もようやく、1か月先(夏休み期間)のことを考え
その期間中だけでは「宿題が終わらない!!」と前倒しで宿題に取り掛かる
計画を立てているくらいです。

お子さんの成長度合いにもよって違いはあるでしょうが
小学生なら1日、中学生なら1週間、高校生で1ヶ月単位の計画くらいが
ちょうどいいのかもしれないと思います。

夏休みの計画の時期
年長さんや小学校低学年なら1日の行動予定を立てるので十分。
小学生が夏休みに毎日の行動計画を円グラフ(時計)に書き込むことは
理にかなっていますね。

グラフなど使って行動を「見える化」して、意識できるようにした上で
親は先回りして声掛けし過ぎないようにしてみてはどうでしょうか

「●●時になったら●●の時間よ!」「~しなさい!」
と、親が言っていると、子どもは親が言って(知らせて)くれるか
大丈夫と自分で考えなくなってしまいます。
親の役割が子どものアラームにならないように。

づく仕組みづくりと同じで、行動しやすい(意識しやすい)仕組みを
作ったら後は朝のうちに「今日は何するんだっけ?」ときいたり
忘れていそうな時は「今は何の時間?」ときくだけでよくなります
自分で気づいて行動してもらえると理想的なんですけどね。

夏休み、我が家の中学生も1週間の行動計画立ててみたいと思います。

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