それって、収納した方がいいの?

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Vol.2_2018.02.09
親・子の片づけ教育研究所 メールマガジンより


子どもが片付けてくれない、片付けないを「できる!」に変える専門家
一般社団法人 親・子の片づけ教育研究所の代表理事 澁川真希です。

何もかも収納して、テーブルの上やチェストの上など
平面に何も置いてないスッキリした状態を理想とする人も多いでしょう。

ですが、日々の生活で使用頻度が高いものまで収納してしまうと
不便すぎて、結局は出しっぱなしになることがよくあります。

例えば、ボックスティッシュ。
棚の上に出ているのが「美しくないから」と収納してしまった場合。
使うたびに引き出しを引いて、ティッシュを取るのは何とも面倒です。

多少の不便を我慢しても、いつもキレイな状態を目指すのか?
誰でも使いやすく、戻しやすい状態を目指すのか?

自分にとっては面倒でないことも、家族にとっては面倒なことも…

折衷案として、いつもは使いやすく出しておき
来客時や一日の終わりに、決まった場所に収納するという方法もあり。

づけない、元に戻さない家族にイライラするよりも
収納の仕組みや、スッキリさせるタイミングを見直しする方が
家族が協力的になってくれることが多いようです。

収納しようと思ったら…収納しようとしているモノに対して

「本当に収納した方がいいのか?」
「何のために収納しようとしているのか?」

そして、それを使うヒトに対して

「収納して使いやすいかな?」
「もとに戻せるかな?」

と考えてみると、

「収納したほうがいいのか?」
「しないほうがいいのか?」が見えてきますよ。

今回の例えに出したことは我が家でも実際にあったことです。
ちょうど先日、ダイニングテーブルの傍にある
引き出しの中身を見直した時に、引き出しの上に置いていた
ボックスティッシュを引き出しの中に試しに収納してみました。

子どもたちにも、「試しに入れてみたよ」と言うと

「ティッシュを使いたいときは急いでるときが多いから
すぐに取れる方がいいよ~」ですって。

自分が使う時のことをよくわかってます(笑)
なにせ長男は鼻炎持ちで、これからの時期はティッシュの箱を
抱えて持っていたいほどの使用頻度…。

私も1日試してみたけれど、やっぱり不便。
ということで、元に戻しました。

迷ったときは、実験的に使い勝手を試すのがいいですね。
そうすることで皆が納得してくれます。

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